「マイクロバブル」と「ウルトラファインバブル(UFB/ナノバブル)」。名前は似ていますが、泡の大きさが二桁以上違う別ものです。サイズが違うと、見え方も性質も、得意な使い道も変わります。図と表で整理します。

結論:サイズが決定的に違う

両者はどちらも「ファインバブル(微細な泡)」の仲間ですが、直径が大きく異なります。マイクロバブルは1〜100μm、ウルトラファインバブルは1μm未満。髪の毛の太さ(約80μm)と比べると、マイクロバブルは目に見えることもある一方、UFBは肉眼ではまず見えません。

泡の大きさで分類される「ファインバブル」 1μm(マイクロメートル)= 0.001mm ウルトラファインバブル (ナノバブル)1μm未満・透明 マイクロバブル 1〜100μm・白く見える 目に見える泡 0.1μm 1μm 10μm 100μm 赤血球 約8μm 髪の毛 約80μm ※対数目盛のイメージ図です(実際の大きさの比率とは異なります)
泡の大きさによる分類。「ナノバブル」はウルトラファインバブルの範囲を指す俗称

大きさ・見え方の比較

マイクロバブルウルトラファインバブル
大きさ1〜100μm1μm未満
見え方白く濁って見える透明(見えない)
水中での動き浮上して消えやすい長く漂い続ける
別の呼び名ナノバブル(俗称)

お風呂のお湯が「白くやわらかく」見えるのはマイクロバブルの働き。一方でUFBは透明で、水中に長くとどまる性質があります。

性質の違い

マイクロバブルは大きいぶん浮力で上昇し、水面ではじけて消えます。このとき汚れを吸着して浮かせる作用が期待されます。対してUFBは非常に小さく浮力をほとんど受けないため、水中に長時間とどまり、すき間に入り込みやすいとされています。

ウルトラファインバブルは浮力の影響をほとんど受けず、水中に長期間滞在する性質を持つとされる。 出典:ISO 20480-1:2017 ほか公開資料をもとに管理人が要約

向いている使い道

マイクロバブルが得意
  • お風呂の白濁・温浴感の演出
  • 体や食材の表面の汚れを浮かせる
UFBが得意とされる
  • 繊維やすき間への入り込み
  • 水質の底上げ・配管内への作用

実際の製品は、両方を同時に発生させるものも多くあります。「どちらが上」ではなく、目的に合うかで選ぶのがポイントです。なお名前が似た「ナノバブル」はUFBとほぼ同義です(ナノバブルとUFBの違い)。

よくある質問

どちらの方が効果が高いのですか?

サイズによって得意分野が違うため、一概に優劣はつけられません。目的(温浴感か、すき間への作用か)で選ぶのが適切です。

白く見えるのはどちらですか?

マイクロバブルです。ウルトラファインバブルは透明で肉眼では見えません。

1つの製品で両方出せますか?

はい。マイクロバブルとUFBを同時に発生させる製品も多くあります。

SATOSHI
WRITTEN BY
SATOSHI(管理人)

住宅・水まわり分野で複数のメディア制作や取材に携わる。効果や数値は一次情報に当たって確認し、出典を明記しています。詳しくは編集方針・評価基準をご覧ください。